移設問題は辺野古だけじゃないんだぜ。だからちょっと知っといて欲しいわけですよ。

普天間基地返還の見返りの県内移設場所として揉めているのが辺野古です。これは有名ですけども、この返還が決まった1996年のSACO合意では、普天間だけでなく他にも土地や施設の返還が盛りこまれているのってフツーのナイチャーはあんまり知ってないですよね。せいぜい合意以前に問題化した楚辺通信所跡地の事を思い出すくらいじゃないかと。

ま、まず土地の返還ってとこだけ眺めてみてください。
⇒外務省>>SACO最終報告(仮訳)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/hosho/saco.html

普天間の次にあるのが、北部訓練場。やんばると云われる沖縄本当北部のかなりの部分を占める土地の半分がこの合意で返還される事になったわけですが、その見返りが、ここの3つの項の3番目。

・ヘリコプター着陸帯を、返還される区域から北部訓練場の残余の部分に移設する。

辺野古からもっと北、東村の高江という人口150人の地区を取り囲むように「ヘリコプター着陸帯」(ヘリパッドという表現が通ってるので以下そうします)を作る計画が、住民への説明なしで進んでしまい、もめちゃってるんですね。

⇒概要:人口150人、沖縄「ヤンバル」地帯の東村高江の危機(オーマイニュース)
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070829/14526
⇒現地活動:やんばる東村 高江の現状
http://takae.ti-da.net/
⇒現地活動:抵抗権で保障される座り込み 沖縄ヘリパッド(JANJAN)
http://www.news.janjan.jp/area/0709/0709162460/1.php

揉め方は、辺野古と似たり寄ったりに見えなくもないけど、もともと長い事訓練騒音に悩まされて来た地域をさらに取り囲むように騒音の元が作られてしまう過程の中で、住民に対する説明がなかった、というのが発端のようですね。それと辺野古は有名になってしまったから支援がうけやすくなったり、メディアでとりあげられやすくなってるけど、高江はそこに住む150人の住民が交代で座り込んで抵抗してはいるものの、辺野古の騒ぎにまぎれてそのまま移設が進んじゃいそうな、そんなあやうさが問題ではないかと思ってしまうわけです。

辺野古も高江も、沖縄防衛局(ってか国)のやり方は一緒なんだろうな。と。移設という目標達成のシナリオの中には住民のことは含まれていないだろうな、と。感じささせられますね。外野はなにもできないけど、せめて高江のことも知っておいた方がいいはずです。

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