[沖縄移住] お断り、にひっかかる。

石垣市風景計画の6月1日からの施行に伴って景観とか風景づくりに関する条例が発効されます。今更なタイミングなうえ、ザル条例じゃないかって云う意見もあったり、解釈が難しいです。んでそもそもなんでこういう条例が必要になったかという、その辺の問題をいよいよきちんと考えはじめる時期のようです。

ワタシにように宮仕えでいると2007年問題ってやっぱ結構感じるもので、ワタシの周辺、というか、自身にかなり急激に仕事の質の変化があったりして、なかなかのもんだと思わされてしまってます。実際はそんなのどかなもんじゃないですが。

で、この2007年問題に加えて空前の沖縄ってか八重山ブーム、さらに新空港建設開始と流入人口の増加要因がきっちり揃ってしまった石垣島。いつかはメディアにも出てくるんじゃないかな、と思っていた「お断り」の文字がNBオンラインに出ました。

NBonline(日経ビジネス オンライン):2007年5月10日
もはや「団塊様、お断り」 (時流超流):NBonline(日経ビジネス オンライン)

この過激な表現は時期的にちょっと早いかな、と思って引っかかってしまいました。この記事はここ何年かで急激に移住者の宅地造成が進んだ石垣島西部の山原集落で、景観の問題とか地元との軋轢をとりあげて、地元の住民の中には移住者に「来てくれるな」という本音がみえますよ、ということを伝えてます。いよいよリゾート移住の人たちが都市での人付き合いの疎遠な生活感をシマに持ち込み始めたことが、色濃く出てきたってことなのかと。

まあ、この記事でとりあげられている一角はシマ一番の観光地川平と米原ビーチの間にあって、入植50年を過ぎた吉原という集落からちょっと米原よりにある東シナ海が望める高台なんですが、もともと住む人も少なかった土地だっただけに、移住者が目立つところでもあるのでネタとしてとりあげやすくて、実際ワタシもとりあげちゃってます。
このあたりはワタシが初めて石垣島に渡った15年くらい前からすでに「売地」の看板がたっていて、ほっときゃそうなる、ってわかってたみたいな事もあって、気分的にはこうなる以前にソレをくい止めようとか、そういう事をいい出す人はいなかったのかって云うツッコミも出したくなりますが、それはどっかに片付けて話を元に戻すと、この場所に限らず地元では移住者との生活感覚のズレをほっとけない問題としてみている向きが強まっているところもあるようです。
すでに地元紙の八重山毎日新聞では移住だけでなく観光客増を含めて人口流入と開発への懸念がちょうど一年前から特集で継続されています。

八重山毎日オンライン【八重山毎日オンライン】 連載特集 八重山の針路と選択
http://www.y-mainichi.co.jp/?action_article_category=true&category_id=201

もうしょってぱなの第一回めからタイトルが「増える移住者、進む乱開発」ですから、飛ばしちゃってますよ。コレ読むとNBの今回の記事はちょっとした問題をひとつまみしただけなのがわかりますが、NBの読者層を考えれば石垣島はじめ八重山諸島にはビジネスチャンスがまだまだありますよ、という事を訴えることもしているような感じさえてしまいます。云っとくけど遅いって。

なので、観光含めた開発を問題とする一方で、観光や開発でシマに大きなビジネスチャンスがあるのも事実で、そっち側の位置から見たら今年から石垣新空港開港以降の数年間、少なくとも今後10年くらいはビジネス面ではゴールドラッシュがつづいていくんだろうという想像ができてしまうわけです。
しかし、そのゴールドラッシュ以降はどうなるのかなあと考えると、その頃生きていれば人生の消化試合にさしかかるワタシなどはある意味本当の移住のチャンスなのでは、と、休日の朝からぼんやりと考えてしまうのでした。

まあ、その前に久しぶりにシマに行きたいなあと、快晴の空を見上げています。

[沖縄移住] お断り、にひっかかる。」への3件のフィードバック

  1. 確かに八重山はある種トレンディスポット化されちゃった感がありますものね。
    わたしも一回コケてから、ツキモノが落ちたようにあそこへの移住欲はなくなりました。行くならあくまで一観光客として行きたい。

    住むには見た目ほど楽なとこじゃないです。

    住むなら気が向いたときに八重山まで船に乗っていける宮古か本島だな、やっぱり。

  2. 住むのに大変なのは本島も同じ。
    ただ好きだから住む、それ以上にいろんな問題ありますから。
    今は行くときは観光客という寂しさはあるものの、それを補ってあまりある何かもあるのでね。
    移住っていう形でなくセカンドハウス的なものとかで
    またいつか実現できたらいいなと思います。

  3. 唯ねーは一時の痛烈な体験があって、千兵衛兄は「沖縄の暮らし」を十分体験されている。シマナイチャーとして沖縄を体験された二人のご意見は説得力があります。

    人生の先輩に対してとても失礼な言い方だけれどワタシから見て生涯イケイケの人が多いと見受けられる団塊の世代の人たちは、そういうことはあんまり考えてない。若い頃故郷を離れて都会で生活を築き上げた人生の自信を持ってるから。だけどその生活は都会にもともとあるものではなくて、彼らの故郷の生活に基づいたものなんですね。だから都会は多様で混沌とするのかもしれない。ワタシは東京生まれだからソレが何となく見えて、今の八重山の姿は特にバブルの時期に東京が変わってきた頃と重なって見える事があります。もともと八重山は人の出入りが活発なところだけど、これからは今まで保たれてきたところを超えちゃったのかな、っていうね。

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