松本市で震度5強、名前はまだない。

6月30日の朝、松本市がどかんと強い揺れに襲われました。東北の震災の翌日に起こった栄村の地震ですら埋もれがちだし、この出来事がのちのち報じられることも少ないはずと思うので、身の回りのログを兼ねてエントリーしときます。

3/11以来、松本市ではどかどかと小さい直下型の縦揺れが続いていたうえに、街を南北に走る地元じゃ有名な断層の危険度が増しているということで、いつかでっかいのがくるんじゃないかと言われていました。

つか、地元の人の中には今まで大きな地震がなかった松本は安全みたいなこという人も少なからずいたんですが、客観的にみたら本州の構造上いろんな方向から力がかかってるはずで、大丈夫と言い切れる場所ではなかったと。

ほいで前の晩からぐらぐらと何回かきていて、
2011年6月30日松本市地震

嫌な感じがしていたところにでっかいのがどっかんと。

出勤のため職場の建物のエントランスに入ったところだったワタシは、いきなりどっかんと来た揺れで体が壁に叩きつけられて外に出ることもできず、そのまま壁に張り付いたような姿勢でやり過ごしました。もうもうと埃が立ち上る廊下を仕事場へ。

ナニカにつっかえて半分しか開かないドアからみえた光景。

2011年6月30日松本地震

自分の席に座ってたら完全に倒れた棚にやられてたなあと。

2011年6月30日松本地震

あぶねえのですぐに表に出たらもういっちょでっかいのがどっかんと。
近所の家の屋根瓦も道におっこってたり、コンビニが酒臭かったり、ガラスが全部割れておっこっちゃったゲーセンとか。

2011年6月30日松本地震

消防車や救急車のサイレンがあっちこっちで鳴って、ヘリがぶんぶん上空を飛んでる下で暑い中2時間くらい待たされてようやく安全確認が終わり、建物の中に入って片付け着手。

自分の席に倒れこんだ書棚をどけたらなんだか恐ろしさがじわじわと。ここにいたらと想像したらば、ねえ。

2011年6月30日松本地震

かたづけ大変でしたわ。暑い中力仕事してへとへとに。
職場のかたづけ終わった時点で気持ちが終了しちゃって、ともかく冷たいもんが飲みたくてよせばいいのに飲みに行ったりして。

2011年6月30日松本地震

しこたま飲んですっかり仕上がってもう今日は風呂入って寝ちゃお。と思って単身詰所に戻ってみたらばだ。

2011年6月30日松本地震

部屋の四隅はぜんぶヒビ入ってるし、部屋中粉っぽいし。
冷蔵庫は前にせり出して90°向きをかえてたり。
何故かマーガリンだけ出ていて、蓋が外れて本体と綺麗に一列に床の上で並んでるし。
レンジ皿も冷蔵庫の上においたレンジから飛び出して床の上に軟着陸してたり。
ところが冷蔵庫もレンジもきちんとフタが閉まってるという不思議状態。

ともかく、いろんなモノがひっくり返ってて、またひと仕事でした。

2011年6月30日松本地震

この地震、強烈だったエリアがかなり限定的だったようですね。

震度5強を記録したのが市役所。
被害のひどかったエリアは市の南側で直線距離で3キロくらい離れた場所で、実際そのあたりはもうちょっと震度は高かったんじゃないかなあと思います。

名前つけるとしたら松本市南部地震とか。
や、もっと限定的かも。南松本・村井地震かな。
てか、被害エリア狭すぎで名前つかないだろ、たぶん。

まあ、名前がつくほどでないにしても自分にとっては立派な震災でした

ともかくこういう怖さって、あとからじわじわ来ますね。
昨日は仕事で松本市を離れたんですが、どことなくほっとしたりして。
余震がずいぶんあったようで、週末なので仕事を終えたらそそくさと埼玉に戻ってきちゃいました。

やっぱね、体験してみるとね。こわいもんですね。
片付けとかだってマンパワーなけりゃ大変ですよ。

この体験を基準にすると東北の被災地は大変なもんだと、改めて思いました。

自分の過ごす環境を考えると大怪我どころか死んじゃう可能性だってあったので、まずはここからどうにかしなきゃなんねえなあ、と思い知りました。なんたって近所で雑誌に埋もれて亡くなった人も出ちゃったから、他人事とは思えないや。

なんか思うところもあるので、いろいろ考えなきゃあいけないですね。