【震災】Where have all the natto gone?~納豆はどこに行った

いっこまえのエントリでモノ不足のことに触れたようで触れきれなかったところがあったのでちっと調べてみました。なにかっていうと、ホントに「買占め」が起こってるのかどうかっていうこと。

今回の「買占め」騒ぎについて、食品業界ではないけれどワタシ自身が似たような品質管理を求められてる業界の製造業に勤めているので「供給側からの眺めはちょっと違うぞ」っていいたいところもあって、それぞれのメーカーのホームページをめぐってみました。ネタ帳

結果、ほとんどが、

  • つくれない(被災)⇒納豆屋とパン屋に多い
  • つくれるけどつくれない(計画停電とか原材料不足とか)⇒牛乳屋とパン屋に多い
  • つくれるけどつくれない(流通とか容器不足とか)⇒3つ全部

この3つにあてはまっちゃいました。

パンもミルクも納豆もパッケージ開けたらそのまま口にできるもんばっかだしね。停電の時とかには求められる系の食品だから、供給減なのに消費者の心理がおっかぶさって需要増になっちゃったんですね。

ニッポンの製造業(流通も、小売りも)ってすごいんすよ。店で売れたデータをもとにして日々売れる予測をしてきちんと無駄にならないよう作って、流通させて、売ってる。ある意味余分は少ない。牛乳念のためもう一本とか、食パンもう一斤買って冷凍しとことか、っていう買い物をする人が大消費地域で震災直後にぶわっと増えちゃったら需給バランス崩れて棚が空っぽになるよなそりゃ。

実際ホントにモノが不足してたのは震災直後くらいだったんじゃないかと推定しちゃいますが、未だに東日本のあちこちの工場で製造がとまってて物流なんかまだ機能半ばだってえのに、パンなんかは結構品物揃ってきてるもん。製造業と物流にかかわる皆さんは今、すんげえがんばってると思います。みんな、ちったあ我慢しましょうね。

結局マスコミがスーパーとかコンビニにに行って、表面的に空っぽの棚の「絵」を撮って、それに合わせて「買占め」って言葉が検証もなくあてがって、テレビとかの情報を丸のみするリテラシーを持った層の人たちが行動に出た。というところが原因じゃないかと。しかもネットで自分に都合のいい情報だけ拾って判断の裏付けにできるしね。

情報をうまく扱うっていうことはすごく難しいことなんですねえ。