サンハトヤでもハトヤ最中(のはずだったが)・前編

40年ぶりにサンハトヤに泊まって昭和の空気を吸ってみよう旅、に行ってきましたよ。
 
首都圏育ちで反応が早い方ならもう既にあのメロディーが脳内循環が始まっておられると思いますが念のため。
TVCMを見る|ハトヤホテル・ホテルサンハトヤ・日帰り ハトヤ大漁苑
野坂昭如作詞、いずみたく作曲なところがすげえ昭和です。
 
ワタシはご幼少の砌に縁あってサンハトヤを一回利用したことがあります。
昭和50年の春、おそらくオープンの翌日、まだ三段逆スライド方式の釣り堀も、海底風呂もなかった頃でしたが、家族で旅行する機会が少なかったこともあって強い印象が残った旅でした。

そんなワタシがおっさんになって、いつかは行っときたいと思っていた本体のハトヤに泊まったのが2008年。建物の作りから客あしらいまで、何もかも昭和、という雰囲気に参ってしまい、サンハトヤにももういっぺん泊まってみたい、と長年思っていたのでした。

概ね40年ぶりのサンハトヤは自分の子供の頃の空気がそのまま残っているのか?
平成、あるいは、21世紀の新しい発想が取り込まれているのか、なんてことをかすかに思いつつ、伊東までやってきたのでありました。

今夜ここに泊まる、と思いながら見上げると何故だかちっとこっぱずかっしい気分になるのはなんでだ?
今夜ここに泊まる、と思いながら見上げると何故だかちっとこっぱずかっしい気分になるのはなんでだ?

入ってみればやはし昭和。従業員の皆さんもほぼ昭和。

高度成長を終えた頃の日本の近代デザインなのか?
高度成長を終えた頃の日本の近代デザインなのか?

60年代デザインの行き過ぎ感が抑えられた70年代デザイン。
60年代デザインの行き過ぎ感が抑えられた70年代デザイン。

ロビーにいるだけで、40年前の空気感がじりじりと攻めてきます。

まさに「昭和なデラックス」な雰囲気につつまれつつオートロックでない扉を開けて客室に入ってみると。

玄関開けたら割とすぐ和室。みたいな間取りは当時の標準的なものなんだろう。
玄関開けたら割とすぐ和室。みたいな間取りは当時の標準的なものなんだろう。

まさにあの時代の観光ホテルです。エントランスから廊下までとことんデラックスな洋風だけど客室はしっかり和室、団塊の世代を中心にした団体旅行ニーズをがっちり受け止めるための発想が息づいちゃってます。
 
沖縄なら復帰から海洋博時代あたりに建てられたホテルなんかによくあるタイプですね。今では修学旅行とか、団体様の受け皿になっているところ。
 
ということで、サンハトヤは、昭和50年当時の姿を守り続けているようです。
 
(つづく)