沖縄は峠を越えた(とは言いたくないが)

石垣市の移住者が減少傾向に入ったようです。沖縄移住沖縄観光について以前から気になってたことだけど本音はちょっと横に置いて、一年の〆にちょっと言及してみます。

まず大体2年前の記事、
⇒2007年 1月 9日【八重山毎日オンライン】:石垣空港の乗降客数が過去最高の195万人に
2007年は200万人の大台に!という夢のある内容。

ほんでちょうどそれから1年経って、
⇒2008年 1月12日:乗降客数14年ぶり減少 石垣空港07年利用状況
残念ながら2007年は200万人に届かず、3万2941人(1.68%)減だった。と。

ワタシは多分ここが峠だったんじゃないか、と感じます。

観光流入の減少傾向は、「一度は八重山に行ってみたい」という一元な観光客が一巡しちゃったってことではないかと。で、その中からどれほどリピーターを掴んどけるかっていうことは前から言われていたけども、期待していたカネをもったリピーターがそれほど帰ってきていない、と。
⇒nanseiblog.com : 沖縄へのリピーター増と宿泊単価減少

こと最近に関しては、円高で冬に沖縄行くより安い海外に向かっちゃうだろうし、頼みにしていたリタイア世代だって、65歳まで年金をいただけない上に、へたすりゃ退職金だってろくすっぽ出ないかも知れないっていう状況の中で、んじゃ先行き不安で移住のいの字も出てこなくなるのはあたりまえのことなんじゃないかと思います。

⇒2008年12月28日【八重山毎日オンライン】:移住ブームが終息 社会増減7年ぶりマイナスに

移住を見込んでニョキニョキ建てられたアパートのオーナーさんたちには寒い話ですね。

じゃあ、これからシマの人たちの暮らし振りはどうなのか、と考えると。じつは良くないなりにあんまり変わらないんではないかと思います。

離島観光バブルでもりあがったのは、よそ者ばかりというのは良く聞く話で、これも1年前の八重山毎日の投げかけ、
⇒2008年 1月 9日【八重山毎日オンライン】:八重山は本当に元気ですか
550億の観光消費額を得ながらシマは経済的に潤っているのか、という疑問に対する経済構造を考えるヒント。

観光や移住に仕事を頼った商売は除いて、シマの人たちの暮らしを支えるベーシックな分野の経済は、元来シマの人たちの間で賄われてきたパイはそのままで、良くないなりに安定しているんじゃないかと。バブルでいい思いをしていない代わりに痛みもそれほどではない。と。

それでも、観光客の流入減は軸になる製造業を持たない八重山にとって厳しい事には変わらないはず。円高や先行き不安で八重山ブーム前の1990年代前半の状態まで急激に落ち込む「かも」しれないところまで考えると、いつかどこかで八重山が熱海になっちゃう!と恐れた開発手法を考え直して、違った価値をどっかで見つけないといけないですね。新空港もできることだし、いままでの発想の枠組みは考え直さなきゃいけないところのように感じます。
⇒nanseiblog.com : 米原開発問題と八重山の進路と選択アンケート

だからどうしろ、と聞かれても難しすぎますが。